マーブルのエンジニアは、どんな現場で働いているのでしょうか
ITエンジニアの仕事というと、オフィスでパソコンに向かってコードを書いているイメージを持つ方が多いかもしれません。しかしマーブルのエンジニアが関わる現場は、もっとずっと多様です。
消防署の指令システム、工場の生産管理、港湾の物流、大手消費財メーカーの業務自動化、省エネルギーシステム——これらすべてに、マーブルのエンジニアが深く関わっています。公式サイトに掲載されている導入実績をもとに、マーブルが実際にどんな仕事を手がけてきたのかを具体的に紹介します。
ITエンジニアの仕事に関しては、こちらの記事でより深く知ることができます!ITエンジニアとは? 仕事内容や必要なスキルをご紹介
事例①:東京消防庁の地図基盤システム
マーブルの導入実績の中でも特に印象的なのが、東京消防庁への地図基盤システムの導入です。
東京消防庁は、火災の消火活動や交通事故・労災事故への救助・救急業務など、首都の防災を担う組織です。職員数はおよそ1万8千人規模にのぼります。
消防業務において地図情報は非常に重要な役割を果たします。消火活動、点検業務、各種の災害対応——こうした業務のすべてで、正確な地図情報を素早く参照できることが求められます。しかし以前は、各業務システムで地図情報がバラバラに管理されており、横断的な活用ができていないことが課題でした。
マーブルはGISプラットフォーム「ArcGIS」を活用し、地図情報を業務横断で一元活用できる基盤を構築しました。提案のポイントとして、ノーコード・ローコードによる直感的な画面作成を採用することで現場担当者が使いやすい仕組みを実現したこと、またシステムの規模を柔軟に拡張できる設計にしたことが挙げられます。
首都東京の消防業務を支えるシステムに関わるということは、エンジニアとして非常に大きな社会的責任を担うことを意味します。マーブルがそこに選ばれているという事実は、技術力と信頼性の裏付けと言えるでしょう。
事例②:花王株式会社へのRPA導入による業務自動化
次に紹介するのは、日本を代表する消費財メーカーである花王株式会社への業務自動化支援です。
花王は「ハイジーン&リビングケア」「ヘルス&ビューティケア」「ライフケア」「化粧品」「ケミカル」など幅広い事業を展開する大企業です。そのような企業においても、日常業務の中に非効率な手作業が残っていることは珍しくありません。
花王が抱えていた課題は、専用ソフトウェアを使った分析業務における手作業の多さでした。分析に必要なパラメータの設定や、分析完了後の結果データのエクスポートを手動で行う必要があり、担当者が常に状況を確認しながら対応しなければなりませんでした。
マーブルはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールである「UiPath」を導入し、これらの手動作業を自動化しました。すべての分析パターンを一度に対応しようとするのではなく、代表的なパターンに絞ってシナリオを構築するという現実的なアプローチを取ったことも、スムーズな導入につながったポイントです。また、将来的に他の業務へも応用できるよう、フォルダ構造やロボットの構成を最適化しています。
大企業の業務改善に入り込み、現場の実態を深く理解した上で最適な解決策を提案する——こうした仕事はマーブルの「課題解決力と提案力」が発揮される場面と言えます。
事例③:西久大運輸倉庫の港湾物流システム刷新
西久大運輸倉庫株式会社は、大正6年創業の歴史を持つ港湾物流企業です。貨物運輸・通関業・倉庫業など複合的な物流サービスを展開しており、従業員数は650名規模です。
同社が抱えていた課題は、20年以上使い続けてきた基幹システムの老朽化でした。通関業務に関わるシステムの見直しが必要でしたが、スクラッチ(ゼロから)開発ではコストが見合わないこと、また次期NACCSへの対応が必要なことなど、複数の制約条件がありました。帳票の種類や量が膨大で煩雑になりやすい業務体制も、効率化が求められていました。
マーブルは通関事業専用に開発されたクラウド型ソリューション「Forwarder-PRO」を提案しました。利用者数に応じたサブスクリプション契約でイニシャルコストを抑えられること、クラウド型のため自社でインフラを持たずメンテナンスの負担が軽減できること、次期NACCSへの対応が可能であることが採用の決め手になりました。
導入後の効果は顕著でした。それまで1枚あたり約3分かかっていた請求書の作成が瞬時に完了するようになり、手入力・手計算によるミスも解消されました。NACCSや会計システムとの連携により、全体的な業務効率が大幅に改善されています。導入後も担当者が定期的に連絡を取り、他社での事例を共有するなど、継続的なサポートを行っていることも評価されています。
事例④:大手金属素材製造業の生産管理システム更新
製造業向けの実績も豊富です。ある大手金属素材製造業では、生産管理システムの課題解決にマーブルが関わっています。
この企業では、本来は他事業部向けに作られた生産管理システムを流用していたため、自社の業務に合っていない部分が多く、機能不足をExcelで補うという属人化が発生していました。また、外部委託していた素材加工の一部を内製化するにあたって、煩雑化した業務整理も必要でした。
マーブルは現行業務と既存システムの課題を丁寧に洗い出し、現行業務フローを把握した上で、新しい生産管理システムの要件を整理するコンサルティングを担いました。「作る」前段階の「整理する」フェーズから深く関与するスタイルは、マーブルらしい提案力の発揮と言えます。
事例⑤:トーエネックのエネルギー最適化システム
株式会社トーエネックは、電力供給設備工事や省エネ事業を手がける企業です。同社の技術研究開発部が取り組む樹脂成型工場向けエネルギー最適化システム「MiELPLASR」の構築に、マーブルが協力しています。
このプロジェクトでは、省エネルギーを考慮した生産・操業計画の自動立案、生産進捗とエネルギーロスの見える化、計画と実績の比較分析といった機能が求められました。複雑な計算式をソフトウェアで実現することと、エネルギー監視画面をひと目で理解できるようグラフィカルに表現することが技術的な挑戦でした。
エネルギー分野という専門性の高い領域でも、マーブルのエンジニアが複雑な要件に応えていることがわかります。
マーブルの仕事が持つ共通点:「現場の課題」から始まること
紹介した事例を振り返ると、マーブルが関わる仕事には共通した特徴があります。それは、現場が抱える具体的な課題から出発していることです。
消防庁では「地図情報が業務横断で使えない」、花王では「手作業が多くて非効率」、西久大運輸倉庫では「20年前のシステムが限界に来ている」——いずれも、最初にあるのは技術ではなく現場の困りごとです。マーブルはその困りごとを丁寧に聞き、適切な技術で解決するアプローチを取っています。
扱う業界も技術も幅広いですが、「お客様の課題を起点に考える」という姿勢は一貫しています。
まとめ
マーブルのエンジニアが関わる現場は、消防・製造・物流・化学・エネルギーと実に多様です。日常生活の安全や利便性を支えるインフラに深く関わる仕事であり、社会的な意義の大きさが特徴と言えます。採用サイトで紹介されているエンジニアたちが「IT技術で平穏な日常を支えたい」「社会を変えたい」と語るのも、こうした実際の仕事の積み重ねがあってこそです。


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